枕元で活躍してきたポータブルラジオが不調です。たぶん5~6年ぐらい前に電気店の店頭で購入した手のひら大のポータブルラジオ、チューナーはアナログなのに表示はデジタルという少し変わった奴だったのですが、OFFボタンの反応が悪く、電源を切りたいのに切れないという微妙な壊れ方をしました。
今回購入したのは、TECSUN社のPL-301ETというDSPチップを積んだ、ポータブルラジオ、デジタルチューニングでメモリーが出来て、アラームとスリープタイマー付きの盛りだくさんなラジオです。ラジオ好きには、定番になっているラジオで、価格の割に高性能、受信能力もかなり高いと評判が良い中華製のラジオです。

写真では分かりにくいかもしれませんが、ポータブルと言っても大きさはiPhone7を一回り大きくして二箇ぐらい重ねた厚さがありますから、ポータブルって感じじゃないです。
実際使用してみるとFMの感度がかなり良くて、安物のポータブルラジオでは窓際とかに持って行かないと聞こえなかったFM局が都内のほぼすべての局で受信出来ました。おいらの受信環境は、都内で鉄筋マンションの部屋ですから、安価ポケットラジオでは、AMほとんど受信不可、FMはロットアンテナを伸ばして受信状況の良いところを探せばOK、と言った環境でしたが、このラジオで有れば、置く場所の選択肢がかなり増えそうです。

中国語満載のパッケージですが、中には日本語の取扱説明書も入っているので、安心して使用出来ます。
独特な捜査方法なので、慣れるまではマニュアル必須で、日本語マニュアルは頼りになります。
もちろん、ワイドFMにも対応しているので、AM受信が難しいマンションの室内でも、TBSや日本放送を聞くことが出来ました。(実家では、CBCラジオ、東海ラジオも快適でした。)
購入した状態では、87.5MHz~108MHzになっているので、76MHz~108MHzに変更しないと、国内のFM局を受信してくれません(ワイドFMは受信しますが・・・。)操作方法は、説明書の18ページに記載がありますが、簡単に説明しますと・・・。
- 電源OFF状態で[FM SET]ボタン(数字の1)を長押しする。
- 87-108の表示が出たら[FM SET]ボタンをぽちぽちと押して76-108を選択
- しばらく待つと元の状態に戻ります。
概要としては、こんな感じの操作でFM局を受信可能な状態になりました。
この操作最初にしておかないと、自動チューニング機能を使用してもFM受信しないって事になるので、注意です。実際自分は、これで最初悩みました。
とても多機能なので、取扱説明書を読み込む必要がありますが、昔のBCLラジオ並の機能が5,000円程度で手に入ると考えると、安い買い物だと思います。
チューニングも、音量も、ダイヤル式ですが、デジタルなので、アナログボリュームに或るちょっと古くなると「ガリガリ」って事にはならないと思います。

購入して、問題かなと感じたのは、チューニングボリューム(プラスチックのつまみ)がすぐ抜けてしまうので、鞄の中とか、外出先で脱落してしまう恐れがあり、注意が必要です。
おいらは、写真にある、ネジロック剤を使用して、本体の白いつまみ部分と、黒いダイヤルの中央穴を軽く接着してみました。
結構効果があって、ぐいっと引き抜かないと抜けないぐらいの強度は出そうです。
Ni-MHバッテリーに対応しているので、電池をセットして、使い切るとUSBから充電も可能ですが、おいらは普通にNi-MH電池を入れ替えて、外部で急速充電器を使用しています。この方が早いし、安全性も高いように感じます。
夜が長い、ラジオ好きの中年おじさんにお勧めの一台です。
ではでは、